高経年マンションが急増した事でのマンション保険への影響

マンションで水漏れが起きても、「保険でカバーされるから大丈夫」と思っていませんか?

現在約660万戸あると言われているマンションですが、築40年以上のマンションは2028年には197.8万戸、2038年には366.8万戸となり、高経年マンションが急増すると言われています。それに伴い老朽化による漏水トラブルも年々増えております。

一昔前までは管理組合で加入しているマンション保険内の個人賠償責任保険で漏水調査費や被害弁償の一部は補償されましたが、高経年マンションが増えていき保険会社も保険の内容の見直しや、保険適用の調査が厳しくなっております。

その背景として損害保険各社の収益を圧迫しているためと考えられます。

基本的に個人賠償責任保険では経年劣化による水漏れは、原則として保険でカバーされません。

保険の基本原則は「偶発的な事故」に対する補償です。「偶発的な事故」とは、何かがぶつかって洗面台下の露出した配管が破損し、階下が水浸しになった場合などです。

一般的な配管の水漏れはほとんどが経年劣化で起きるので、いずれは起こることが予測可能な「必然的な事故」とされて、保険適用外となることが最近では特に多くなっています。整備をして車検が通らなければ自動車保険が適用されないように、マンションの配管も、保全を行わずに水漏れが起きた場合は「管理不行き届き」と考えられて、修繕費用は自腹で支払うことになります。

損害保険各社の水漏れ特約のパンフレットにも、「保険の対象の自然の消耗もしくは劣化または性質による変色、変質、錆、かび、腐敗、腐食、浸食、ひび割れ、剥がれ、肌落ち、もしくは自然発熱の損害その他類似の損害は支払い対象外」と特記されています。

「うちは、個人賠償保険に入ってるから大丈夫」「組合で個人賠償の包括契約に入ってるから安心」とおっしゃる方がいますが、個人賠償保険も「偶発的な事故に支払う」という保険の基本原則は同じです。経年劣化の水漏れは保険適用外となるので、契約書などで確認しておく必要があります。

ただ、安心して長く住み続けるためには配管保全に取り組まないと根本的な解決にはなりません。

経年劣化は必ず起こりますので、水漏れリスクを回避するためにも配管保全は必須事項といえます。


まずは配管や設備の状況を確認するためにも点検をオススメいたします。

お気軽にお問い合わせください。

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